eDAQ Japan

電導度

eDAQ は数々の溶液の電導度 (総イオン濃度に相当) を測定する装置を発売しています:

対応電極:

非接触電導度法

キャピラリー電気泳動やイオンクロマトグラフィなどの特殊な電導度測定には非接触電導度 (C4D) システムが便利で有効です。  この方法はセンサー電極を溶液に接触させずにシグナルを記録するもので、電極のコンタミや洗浄が必要ありません。

eDAQ では分析する溶液には物理的な接触をしないで電導度 (または電導度の変動 ) を測定するカスタムメイドの装置も提供します。詳細 ここを参照ください。カスタムメイドで作開発した非接触電導度装置の例:

メンブレンの電導度 

eDAQ は tethaPod システムを発売、リン脂質二重層膜テザードメンブレン.の電導度をモニター

電導度セル

電導度セル(正しくは電導度測定電極) の多くは白金黒で表面処理した白金平板電極ペアから成っています。従って電極表面を磨いてはいけません。白金黒処理(白金とは明確に異なる)によって、表面は触媒作用を持ち水素と酸素を再反応させ水にします。    ただ電極に流れる電流によって気泡が発生するので測定の精度が下がります。

発振電位を電極にアプライし生じるAC電流を測定し、それからサンプル溶液の電気抵抗を算出します。多くの電導度測定器はAC周波数を固定sますが、高額なものは測定値を安定させシグナルの精度を高めるためにAC周波数が調整(通常50~2000 Hz) できます。まず一定温度で既知の組成溶液で(例えば0.1 mol/L 塩化カリウム溶液)電極セルを較正します。

電極のセル定数(k)は製造元で予め決定されています。kの値は白金平板電極ペアの表面積と間隔に相関します。電極ペア間隔が1cm、表面積が各々1cm2とするk=1となります。大きい電極で間隔が狭ければkの値は小さくなり、逆に表面積の小さい電極で間隔が広ければ値は大きくなります。真のk値は既知の伝導度溶液で較正して求めます。

k値が約1の電極が最も一般的で多くの研究室で使われています。極めて低いイオン濃度溶液(精製水など)にはk=0.1の電極が適していますし、k=10の電極は高イオン濃度溶液(海水など)に使います。

e-corderを使えばChartソフトウェアの単位変換ダイアログに較正溶液の値を入力するだけで自動的に電極の較正ができます。k 値を求める必要もありません。

 

免責事項: 本ページの紹介した市販メーカの製品は情報提供の目的で記載したもので、推奨や品質を保証するものではありません。

This page was last modified on: 12 Jul 2016 18:09:54