SDx-R1 tethaPod
SDx tethaPod™ でテザードリン脂質二重膜( tethered phospholipid bilayer membranes) のコンダクタンスを測定します。tethaPlate サンプルホルダーを使って、一度に6サンプル測定できます。イオンチャネルタンパクの研究に便利で、新薬候補のスクリーニング試験にも応用できます。
測定には百万ほどのイオンチャネルを 'パラレル' に扱いますので、それを総計した比較的大きなイオンカレントを測定します。従って、従来のパッチクランプ法のような高感度の増幅器やシングルチャネル測定などに使う複雑な電子回路などは必要ありません。さらにバクテリア培養によって生成したイオンチャネルタンパクをプロテオミクス技術で精製したものも使えますので、ホールセルクランプ、オーサイトクランプ、ボルテージクランプ、ウッシングチャンバー測定とは違い、シングルタイプのイオンチャネルの反応が測定できます。
tethaPod には tethaQuickソフトウェアが付います。測定データの表示、収録、膜抵抗のグラフ表示、コンダクタンスとキャパシタンスの時系列表示などを管理ましす。データは Excel などにエクスポートできますので、ドーズレスポンス解析等に利用できます。
tethaPlate の使い方やテザードメンブレンの作成法は、Photos & Videos tab を参照ください。
- AC アンプリチュード: 20 mV
- 周波数レンジ: DC Bias: ±0.5 V maximum
- サンプル: 6-チャンバー tethaPlates
- 膜抵抗: 10 ~ 50000 kohm (0.02 ~ 100 µS)
- 接続: USB、Windows XP 以降のPC
商標: tethaPod, tethaPatch, tethaPlate, and tethaPlasmは全てSDx Tethered Membranes Pty Ltd.の商標です。
More Information
SDx-R1_tethaPod (160 KB PDF)
tetherd_membrane_catalog (1.4 MB PDF)
関連情報:
SDx-APP2 tethaQuick ソフトウェア
SDx-T10 tethaPlate, 10枚入り
SDx-S1 リン脂質昆合液
SDx-R2 tethaPatch