神経化学
様々な神経化学実験が Chart、Scope、EChem、 PowerChromソフトウェアを使って e-corder や PowerChrom システムで利用されています。
e-corderを使った代謝物濃度(例えば、グルタミン酸、グルコース、グリセリン、アスコルビン酸、アセチルコリン)のモニターにはバイオセンサーisoPod や、EA362 デュアルピコスタットとの共用が便利です。
神経組織のマイクロダイアリシスではe-corder、PowerChromを使って、クロマトグラフの記録、解析が行われています。
Chart、Scope、EChem ソフトウェアと デュアルピコスタットとを併用すれば広範囲な神経化学実験に利用できます。様々な神経伝達物質や代謝物の検出、定量分析に活用されています。
主な電気化学測定法:
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アンペロメトリ
(クロノアンペロメトリ、または定電位記録とも呼ばれます)
通常マイクロダイアリシスシステムやマイクロダイアリシス/バイオセンサーで使用されます。またインビボ微小電極にも使われています。
作用電極の電位を一定に保ち、流れる電流の変化をモニターします。PowerChrom や Chart ソフトウェアでデータを記録し分析します。Chartの積分演算機能を使ってシグナルを定時積分すると、S/N比が向上し僅かなシグナルでも感度良く記録ができます。 -
ディファレンシャルパルス・アンペロメトリ
規則的な間隔で電圧パルスを発生する時を除き、作用電極の電位を一定に保ちます。電圧パルスを掛ける前、及び掛けている間も流れる電流はモニターされています。パルスを掛ける直前に測定した電流を、パルスを掛けている間に流れる電流からサブトラクトします。両者の電流変化を時間に対しプロットします。これによりベースラインドリフトが除去できます。 EChem のマルチパルスアンペロメトリ法 (MultiPulse Amperometry) は、この種の測定に考案されたものです。 -
ディファレンシャルパルス・ボルタンメトリ
電圧を段階的に増減することにより、徐々に電圧を増加(減少)させながら電極を励起します。各ステップの終わりに電圧パルスを発生させます。パルスを発生させる直前と発生中に流れる電流を測定します。この両者の電流差を各ステップの電位に対してプロットします。ある特定の電位で生ずるピークシグナルが含まれている物質の種類を示し、ピークハイト(またはピークエリア)がその物質の濃度を現します。この測定には EChem のディファレンシャル・パルスボルタメトリ法 (Differential Pulse Voltammtery) を使います。 -
サイクリックボルタンメトリ
電位を段階的に増減することにより、徐々に電圧を増加(減少)させて電極を励起します。最大(または最小)電圧に達した時に、スイープの方向を反転します。流れる電流を各ステップで測定(通常ステップの終わりで)します。ある特定の電圧で発生するピークシグナルが、含まれている物質の種類を示します。ピークハイト(またはピークエリア)がその物質の濃度を現しますが、正確な濃度を測定する定量分析にはこの方法は適しません。EChem のサイクリックボルタメトリ法(Cyclic Voltammtery) (約500V/sまで)を使います。
e-corder はパルス出力機能も持っていますので、誘発反応の実験では外部刺激装置への同期パルス信号として利用できます。
In vivo ボルタンメトリではカーボンファイバー電極が使われます。主なサプライメーカ:
追加情報:
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"Detection of Secretion with Electrochemical Methods"
by S. E. Hochstetler and R. M. Wightman, on the Biophysical Society web site.
関連情報
免責事項: 本ページの紹介した市販メーカの製品は情報提供の目的で記載したもので、推奨や品質を保証するものではありません。
This page was last modified on: 27 Jun 2016 21:13:16