キャピラリー電気泳動
キャピラリー電気泳動はキャピラリーチューブに高電圧を架けて化合物を分離する方法です。キャピラリー内のイオン (陽イオンと陰イオン)は電気浸透により一方向へ引っ張られ移動します。キャピラリー内を移動する過程で、イオン移動度の違いによって分離されたイオン化合物をキャピラリーの出口近くで検出します。
非接触電導度検出法によって殆どの荷電物質が分析できます: 無機陽・陰イオン、カルボン酸やアミン、アミノ酸、ペプチド、タンパクなどの有機イオン、DNAフラグメント、抗生物質などの医薬化合物。分析には通常、標識や修飾などの調整は必要ありません。検出限界はUV-VIS吸光度法と同等かそれ以上です。
eDAQ のC4D は Agilent, Beckman Coulter, PrinCE 等のメーカのキャピラリー電気泳動装置に接続できます。
C4D システムはハードウェアユニットとヘッドステージから成っています。C4D ユニット (使用するソフトウェアと使用チャンネル数で選択)と使用目的に適うC4Dヘッドステージをお選びてください。
C4D ユニット
- C4D データシステム: データ収録解析の PowerChrom ソフトウェアを含む
- C4D検出器 : 任意のデータ収録システムが使用可能
- C4D マルチチャンネル検出器: キャピラリーチューブ上で最大8ポイントの電導度測定が可能
C4D ヘッドステージ
- キャピラリーヘッドステージ ET120: 外径 365 µm のキャピラリーチューブに対応
- チューブヘッドステージ ET125: チューブ外径1/16 インチ (1.59 mm) か、それ以下 (外径を指定) に対応
標準試薬
- EC020 標準液セット : C4D システムを電気泳動でテストする為の標準液とバックグランド電解液
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